助けを求めるということ:『助けてと言えない 孤立する三十代』を読んで

私は日々、節約やら何やら情報を収集したり、本を読むなどして知識をつけたり勉強したりしております。

そして、その根幹にあるものはというと、危機感が大部分を占めている気がします。

もちろん、情報を収集したり、本を読んだりすることが楽しいという部分もありますが、危機感を得るまで、こういった行動は今までの人生で何一つ行ってきませんでした。

個人的に、危機感が募ると真剣に行動を開始するため、時々は危機感を注入してくれるような本も読んでおります。

そこで、今回は『助けてと言えない 孤立する三十代』(NHKクローズアップ現代取材班著)を読みました。

題名の通り、

・2009年4月13日、39歳の男性が自宅で餓死していた事件

・ホームレス化する30代

等の事例を紐ほどき、なぜこのような事態が起こっているのかについて書かれています。

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困窮に陥った時、助けを求めることが出来るのか

この方の事例を簡単に説明すると、以下のような流れになります。

正社員として就職したが、過酷な勤務がたたり、体調を崩す

多くの同僚がその会社を辞めていき、自分も退社

その後、他の会社に就職しようとしたが、バブルがはじけた後で、正社員のような安定した仕事につくことは出来なかった

アルバイト中心の生活を送るが、そのころ借金に苦しめられることになる

しかし、このような状況になっても、親族の助けを借りることはなく、また生活保護の申請をした際にも「幅広く仕事を探してみます」と答え、申請することはなかったとのこと。

そこで、本書は、生活が追い詰められていく中で、何度か助けを求めることの出来る場面があったのにも関わらず、なぜそれをしなかったのかについて考察されています。

特に気になった箇所としては、

・なぜ助けが必要なのか、自らの追い込まれた状況を告白することと等しい。

・助けてと言わないのではなく、言わせない社会があるのでは。

・無気力だからでもなく、努力をやめたからでもなく、むしろその逆で、自分だけの努力で頑張ってなんとかしようとした結果、ここまでの苦境に陥ってしまったのでは。

というものがあります。

それぞれどういったことなのかは、本書を読んでいただければと思いますが、私も色々と感じるものがありました。

私もどちらかというと、自分一人の力で何とかしようとしてしまいそうな人間です。

仕事で言うと、人に仕事を任せるのが苦手なタイプみたいな感じでしょうか。

こういうような状況にならないような予防策はいくつか思いつきますが、しかし、実際にこのような場面に遭遇したら、自分は果たして助けを求めることが出来るのかということは考えたことはありませんでした。

人生何がきっかけで変わってしまうかどうか分かりませんので、自分がその立場になってしまった場合も一度考えてみようかと思います。

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